映画『雪に願うこと』
花穂にとって☆☆☆☆☆5つ星のこの映画。
『雪に願うこと』を観てきました。
観終わった後にこの映画が“第18回東京国際映画祭でグランプリ”を受賞した作品だと知りました。
満場一致でグランプリが決まったそうで、他にも監督賞、最優秀男優賞、観客賞の四冠を受賞したそうです。
映画の舞台は北海道・帯広。矢崎 威夫(佐藤 浩市)が運営している矢崎厩舎(きゅうしゃ)。
都会の虚栄に憧れ、故郷と家族を棄(す)てた弟、矢崎 学(伊勢谷 友介)が事業に失敗し逃げるように故郷に戻ってきた。
兄、威夫(たけお)が営む“ばんえい競馬”の厩舎で暮らし始め、成績が振るわず処分される運命の馬・ウンリュウに出会う。
学は自分と同じ崖っぷちに立たされたウンリュウの再生に想いを賭ける。
この、3行を読んだだけで話の流れも、結末も想像出来るでしょ。
花穂は、「傷ついた若者が優しい故郷の人達に囲まれながら輓馬(ばんば)の世話をして、その輓馬が見事に復活して優勝することが出来ました、、、、めでたし、めでたし!!」みたいな映画だと思ってた。
ポスターにだって“傷ついた心 北海道の大地の上、人のぬくもりに触れ、また歩きだす―。”って書いてあるじゃない(^^ゞ
ところがこの映画、「生きるってことは生易しいことじゃないよ」とチクリ、チクリと花穂の胸を刺す。
自分の弱さと向き合うことが出来ない自分勝手な嫌な男、矢崎 学が花穂自身と重なる、重なる。
人が生きてゆくことは、迷ったり、悩んだり、諦めたり、面倒臭さいことの連続なんだ。
厩務員の皆から、「大将、大将」と慕われ、真っ直ぐに前を見て歩く兄に、「迷いが無い兄ちゃんが羨ましいよ」と言う弟に、「オレは迷ってばかりだ」と答える兄。
花穂も、「威夫みたいに強く生きられたらいいのにな」と佐藤 浩市さん演じる力強い兄を羨ましく思っていたけど、兄だって辛いんだ、、、厩舎の厳しい経営状態のこととか、離れて暮らす母さんのこととか、悩み事を沢山抱えてる。
それでも皆を引っ張って逞(たくま)しく生きてきた兄だから、発する一言、一言に重みが生まれるんだ。
途中から、「甘えるんじゃないよ」って花穂が怒られ、お尻を叩かれてる気がしてた。
最後のレースシーンで輓馬達が数百キロ以上もあるソリを曳(ひ)きながら、障害の坂を前に、歩みを止め、呼吸を整え、一歩一歩確実に歩を進める姿に鼻の奥がツーンとなった。
上映劇場が限られているようですが、しばらく故郷に顔を出していない方、凹んでる方、手を引っ張ってもらいたい人や肩を叩いてもらいたい人、甘えてるのは重々承知なのですが、、、みたいな人(笑)も映画館に足を運んでみて下さい。
個人的には威夫が晴子演じる小泉 今日子さんにグチをこぼしながら髪の毛をカットしてもらうシーンが大好きです。
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コメント
花穂さま。
お久しぶりです、ご助言ありがとうございます。
この娘のそれに向かわせる本質が何なのかは図り知ることは出来ません、
ただ一つ理由になっているのは、本人が小さい頃から受けてきた父親からの
虐待と、その父親の母親に対して行っていたDVを目のあたりにしてきた事が
一つのトラウマになっているようです。
私に話をしてくる間は、何が出来るわけではありませんが全て聞こうと
思っています。映画もそうですが「博物館」とか見に行くのが好きな娘でしてね、
今度連れて行く約束をしています、
こちらからはあまり問いかけはせずに、娘のお願いを出来るだけ聞く方向で
動くようにしているのです。
今は生きる事を考えてほしい、幸せはその後に必ずついてくる
そう信じています。私はその道の為に出来ることをするだけです。
こんな半人前にご助言下さった花穂に感謝です<(_ _)>
投稿: 半人前オヤジ | 2006年6月 5日 (月) 00時17分
矢崎で力強い成績などを経営されたみたい。
投稿: BlogPetのkasui | 2006年6月 5日 (月) 14時13分
>オヤジさんへ
いえいえ、<(_ _)>どういたしまして。
娘さんはオヤジさんの背中に、得られなかった温かくて、頑丈な父親の背中をダブらせているのでしょう。
生きていれば壁に立ちふさがれることは付き物で、花穂のこれまでの人生は谷あり、谷あり(笑)
谷ばかりじゃん、、、って思ったりもするけれど、長い一生を振り返る時、“幸せ:不幸せ=50:50”と聞いたから、いつか訪れる幸せのために頑張りましょ!!って思っています。
娘さんも楽観的に考えられるきっかけが出来るといいんだけれど、、、。
投稿: 花穂 | 2006年6月 5日 (月) 23時48分